ドイツの偉大な哲学者であるショウペンハウアー先生をご存知だろうか?
主著『意思と表象としての世界』をはじめとした数々の傑作を残し、多くの哲学者に影響を与えた人物である。
そんなショウペンハウアー先生が『読書について』で次のように語ったのはあまりに有名である。
良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。
そうです、人生は有限であり、読むことができる本もまた有限なのである。
例えば、残り50年生きたとしよう。
1日に読書ができる時間はせいぜい2時間である。
2時間×365日×50年=36500時間である。
僕は1冊の本を読むのに、3時間はかかる。薄い本だともう少し速く読めるが、平均するとそれくらいだろう。
となると、36500時間÷3時間=12166冊となる。
ようするに、僕の残りの人生で読める本は、最大でも12166冊なのである。
ところで、日本で新規に出版される本は1日どのくらいあるのかご存じだろうか?
ある話によると、およそ1日200冊程度の新刊が発行されているようだ。
そこから考えると、僕が生涯で読める本の数は、日本で新規に発行される本の60日分となるようだ。
何ということだ。
たった2か月分しか読めないのである。
冒頭のショーペンハウアー先生のお言葉がより身に染みてきた。
もう一度引用しておこう。
良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。
2つの目標
最終目標 人生の100冊を見つける
ショーペンハウアー先生の言うところの良書を見つけることである。
「人生観が180°変わった本」「思考思想のもとになっている本」
「面白過ぎて3回読み返した本」「誰にも教えたくないほど好きな本」
ようするに、あなたのことを教えてくださいと言われたときに、「私はこの100冊でできています」と答えられるような本である。
年間目標 100冊以上読んで、50記事以上投稿する。
3日に1冊と考えれば、達成できるような気もしてくる。
投稿は1週間に1回と考えれば、なかなかいけそうな気もしてくる。
気がするだけで、実際は達成できないのは目に見えているのではあるが…
それでも、長く続けていけば、どっかの年で達成できるのではないかと淡い期待はしている。
3つのルール
- 読んだら書く
- 何を読んでもOK
- つまらない本は途中で投げ出せ
1点目について
読んだらすぐ書く。忘れないうちに書く。
書くことで自分の中で整理ができる。
2点目について
ジャンルは問わない。
ただし、例外としてマンガは除く。マンガを差別するわけではないが、これを含めたら、いくらでも読めてしまう。ちなみに、好きなマンガは『ブラックジャック』と『こち亀』である。『こち亀』だけで200冊もあるから、目標の2年分を達成することができる。それじゃあ、あまりにも簡単すぎる。
3点目について
これはショーペンハウアー先生の教えのとおりである。
良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。
つまらない本は、思い切って投げ出してしまおう。
時間は有限である。つまらないことで時間を消費するべきではないのだ。
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