1番好きなジブリ作品を選ぶのって難しいよね
みんなジブリ作品が大好きですよね?
何度も見たことあるのに、金曜ロードショーで放送していたら必ず見ちゃうのはあるあるだよね。
しかしながら、ジブリが冊子を毎月発行しているのを知っている人はあまりいないはず。
それもそのはず、特定の本屋さんに限られた部数だけ置いといて、無くなったら終了という方式で配布しているからである。
自分から狙って取りに行かないと手に入れることが基本的にはできないのだ。
しかもこの冊子「熱風」は今年2022年で創刊20年目に突入しているから驚きを隠せない。なんと20年もの間、世間的にある意味バレずに続けてきたのだから、これはスゴいことである。
そんな小冊子「熱風」がかなり面白いので、皆さんにも知っていただければと思い、今回は記事にしてみました。
目次
熱風のスゴいところ① 「無料で読めちゃう」
家の近所に「熱風」を置いてる本屋さんがあれば、毎月無料で読むことができるのだ。(取扱店は記事下部リンクのジブリホームページから確認してください)
ちなみに、田舎に住んでて手に入れられないよって人には救済措置として定期購読という手がある。この場合は購読料が年間で2000円かかるので注意。(要するに送料分だけは負担してくださいってこと)
熱風のスゴいところ② 「ジブリの好奇心」
「熱風」は、読者に何かを伝えようとしていない冊子だと感じる。
どちらかと言うと、自分たちが興味を持っていることとか、自分たちを取り巻く現在の状況とかを知りたいという衝動から作っているのではないだろうか?
そういう意味では、この冊子のサブタイトルが「スタジオジブリの好奇心」であることは、それの意思表明だろう。
しかし、「熱風」がスゴいのは、内輪向けなものになりがちな作り方をしているのにも関わらず、それを一般読者が読んでも問題なく楽しめるレベルまで昇華しているところにある。
これは多種多様な執筆者がいることが大きいのだと思う。さらに言えば、発行人である鈴木敏夫さんの多様な人脈があるからこそ成立するのかもしれない。
特に、巻頭の特集記事の執筆者(インタビュー形式が多いが)は、どうやってこんな著名人を毎月集められるのだろうと感心するほどである。(しかも、無料の冊子である…)
熱風のスゴいところ③ 「宮崎駿のために作っている冊子?」
これは、プロデューサーの鈴木敏夫さんのラジオ番組「ジブリ汗まみれ」で話していたと覚えている。
普段テレビを見ない宮崎さんに対して、「今の世の中はこうなっていますよ!」
そして、「今のジブリはこんなことしていますよ!」っと伝える一つの手段として利用しているのだ。笑
ジブリ作品は、ファンタジー要素だとか、冒険活劇といった側面を強調して捉えられることが多いのだが(それももちろん間違いではないが)、いつも当時の社会問題・状況を映し出しているのも、また事実である。
これらの問題意識を醸成する元になっているのは「熱風」だったとしたら、この冊子の果たす役割の大きさは相当なものだろう。
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